ゆらぎ

写真と癒し。

フォトセラピー

写真のチカラで自己治癒力を高める。

フォトセラピーって聞かれたことはありますか?

さまざまな心の問題、満たされない想いや日々の不安、不満を解決していくカウンセリング、心理療法で芸術療法と言われるもののひとつです。

 

その芸術療法とは、コラージュ、陶芸や粘土による造形、箱庭、音楽、俳句や短歌、演劇、ダンスなどさまざまな表現活動を通して行う問題解決手法です。

今や、デジカメ、スマホなど高性能になりだれでもシャッターボタンを押すだけで綺麗な写真が撮れる時代。

日本国民総カメラマン時代とも言われていますね。

ブログやSNSなどにアップしてあるたくさんの素敵な写真たち。

写真を撮ったことはない!という方は恐らくいらっしゃらないのではないでしょうか。

その身近なツールを使って、心の免疫力を高める、自己治癒力を高めていく、日々の日常生活や仕事に活力を与え、更には人を元気にしていく・・・それがフォトセラピーです。

 

写真に助けられた経験。

かく言うボクも写真の持つチカラに助けられました。

(今も助けられ続けていますがw)

以前、抑うつ状態になったことがありました。

もう、本当にどうにもならないんですよね。

一瞬一瞬が辛くて苦しくて悲しくてたまらない。

目から光が消え失せ、背は丸まり、無表情・・しかし、怒りの感情だけはフツフツと湧いてくるのです。

・・・もうね、ほんと言葉では言い表せない地獄の日々でした。

なにか心の支えを・・と探すことはしていたのでしょうね。

自己啓発本や哲学書を読み漁り、心理学を勉強し、カウンセラーの資格を取り・・

何年もそんな日々でした。

人の心、自分の心のアウトラインというか、概念的なこと、心理状態のしくみについては学んだことを実生活に落とし込んでいき、検証することで少しは理解できたんだと思います。

心理学やカウンセリングを学ぶ中で出会った写真療法、フォトセラピー。

心に余裕が無かった鬱状態のときには気づかなかったけれど、無意識のうちに自分を癒していたんですよね。

ふと、気づくと写真ばかり撮ってた時期でもありました。

ボクの場合は、写真を撮ってたというより その「写真をする」という行為を通して自然の恩恵を受けていたのかもしれません。

で、写真を通して自分を癒す、元気にすることについて学び、体験していくことになります。

 

健康というものの定義

ちょっと話はそれますが、世界保健機関(WHO)の憲章前文で次のように述べています。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

セラピーというと、「治療」・・精神的に病んでいる状態を改善していくものというイメージが強いのではないでしょうか。

もちろん、そのような機能を果たし、効果を上げているのも事実です。

ボク的には、日常生活での不満、人生の不安、同じようなことばかり繰り返し身の回りに起きてしまう境遇、職場や家庭での人間関係の悩み・・・そんな日々起こる出来事の中で心の中に「ひっかかっている」ことにフォーカスし、ふと湧いてくる心の虚しさを埋め、心を豊かにしていくことが本当の健康に繋がっていくのだと思っています。

もちろん完璧な人間なんて、どこにもいません。

誰もが悩み、学び、一生懸命に生活しています。

言うとすれば、自分の内にある欠点、目を背けたい部分をしっかりと受け入れ認めていくことが「完璧な人間」に近づいていくということなのだとも思います。

深い部分での「自分はこれでいいんだ」という自己肯定力。

その強さと健康は比例しているのだとも思います。

 

ヒーリングフォトファシリテーターとして。

最近では、○○セラピストとか多く目にする機会があったり、スピリチュアルとか癒しといった言葉を目にしたり、実際に施術を受けられている方も昔に比べ多くなってきているのだと思います。

ただ、セラピストというとどうしても「治療」的な意味合いが強い感じがするので名前をヒーリングフォトファリシテーターとしただけです(笑)

まぁ、ニュアンスだけではなくファシリテートというのが、やはりぴったりなのですよね、ボクは。

「指示する」のではなく、「協働」です。

お客様の心の自己治癒力を「促進」する。

そのような場と機会のご提供です。

「治す」のではないのです。

初めから自分自身を癒す力を持っていること、自分の魅力に気づき、楽しい毎日を送ることができる・・・そんなきっかけになればいいなと思っています。